2009年 10月 27日
呼吸とスポーツの関係
とはいえ、自分で買った本は皆無(レッスン書籍は何冊か買ったけど)。全部相方からのおさがり。これがなかなか面白いんだなー。気がついたら降りるべき駅を乗り越しそうになるくらい、夢中になっていたりする。
ゴルフと人生は似てる・・・と言う人も多い。用意周到に練習に練習を重ね、ギアもバッチリ、いざ!と乗り込んだコース上で起きる、予期せぬ出来事のあれこれ。翻弄されているうちに、前日までの勢いもどこへやら、パニックになり、焦り、我を忘れ、しまいには「あれ、どうやってクラブって振ればいいんだっけ」というところまで追い込まれる。崩れるフォーム、滴り落ちる汗。
一日を終える頃には、朝とは見違えるほど意気消沈した自分の抜け殻だけが残った・・・。
ゴルフをやる人にはよく知られている「練習場シングル」という人に多いようだ。
かたや、全く練習時間が取れないままコースに。ええい、ままよ、どうせ練習不足なのだ、楽しんでしまえと6割の力で軽ーく振ったクラブが快音を上げ、白球がぐいぐい緑の道程のかなたに消えていく。唖然とするも、「ラッキーラッキー」。景色を愛で、仲間との会話を楽しみながら、遠足気分でホールアウト。手元のスコアを見て唖然、なんと自己ベストを更新している。
自分の在り様がそのまま結果につながっていく、ゴルフとは本当に深遠なゲーム。
最近何度か目にする言葉がある。
「呼吸をするようにクラブを振れ」
トップまでゆっくり引き上げながら「スッ」と息を吸い、クラブの重みを感じながらインパクトまでに「ハッ」と息を吐く。こうすることで、力みをなくし、自然にまかせたフォームでクラブを振りぬくことができるという。
もちろん、超ビギナーの私にはそんなことは到底実現できてない。でも、これは何か響く言葉だ。
長距離を走るマラソンランナーの呼吸は静かだという。「スッスッ」「ハッハッ」と2つ吸い、2つ吐く。呼吸のリズムに合わせて足を運ぶ。こうすることで、持久力が上がり、ペースをキープすることができるのだそう。
人間は息を吸うときに筋肉が緊張し、吐くときに弛緩するのだそうだ。次回の練習では呼吸を意識しながら、クラブを振ってみようかな。